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コラム

2026.2.13

事業承継メルマガ.005 成功するM&A失敗するM&A

こんにちは!そうわ経営パートナーの尾形です(^^)/2026年も気がつけばもう2月中旬。早いですね(^^;) 今年は既に事業承継のセミナーや研修に11回登壇しました。

去年の1月〜2月は事業承継セミナーが4回だったことに比べると、なんと約3倍近いオファーをいただいています。事業承継に対する意識の高まりを感じます。

そして今日のメルマガは、セミナーで非常に質問が多いM&Aについてです。今日はM&Aの現状をお話ししたいと思います。

1.M&Aに対する私のスタンス

私はどちらかというと、M&Aにはあまり積極的ではありません。

皆さんもご存知の通り、ここ2年ほど不適切なM&Aが業界を荒らしています。これらは本来のM&Aの価値である「地方の技術や雇用を守る」に泥を塗る行為で、一部の心ない事業者が私腹を満たすためだけの不適切なものです。

なんのことかさっぱり、という方はこちらのYouTubeを御覧ください。

【悪質M&A問題 第2弾】|TBS NEWS DIG

https://youtu.be/iMfm4SitG3Y?si=JI9ClP5aB1w90J58

セミナーに訪れる方々はこの辺りの相談をしたくてご参加されている方も多いです。

これは買い手に問題があったケースですが、もちろん逆のケースもあります。売り手が会社のトラブルをあえて言わなかったり、買ったはいいものの従業員が大量に辞めてしまったり。買い手が割を食うケースも多いです。お互いにリスクが高いのがM&Aと言えるかもしれません。

2.2026年、M&A業界の今

昨今のM&Aトラブルを受けて、中小企業庁も新たに規制や資格の創設を検討しています。資格については、この記事の執筆時点である2月中旬にやっと試験の概要が発表されました。内容を見ると、M&Aの基本的な財務や流れ、法務的な知識を網羅的にカバーする内容のようです。私はてっきり不適切なM&Aを防止するための試験と思っていましたが、どうも一般的なM&Aの知識内容にとどまるようです。これで本当にコンプライアンス事件が収まるのか、正直大変不安ですね。。。

私がM&Aでおすすめしているのは、会社を買うにしても売るにしても、まずは昔から顔なじみの取引先や同業者から検討してみることです。

M&Aというと、都市圏の規模の大きな企業に買う、というケースを想像する方が多いですが、最近は地元同士のM&Aも活発になっています。

同じ地元の取引先や同業者であるならば、当然おかしなことはできないでしょう。本来のM&Aは、同業者や元請け・下請けなど、近しい昔からの顔なじみの間で行った方がいいと私は考えています。

一方で、会社を売るということに対してまだまだ罪悪感のある方も多く、顔なじみ同士だからこそ相談できない、というお悩みもよくお聞きします。そういった場合には地元のM&A仲介会社を頼るのが良いでしょう。メインバンクや顧問税理士さんに相談するのも手です。今はM&Aで会社を売りたい経営者と、買って拡大したい経営者との二極化が進んでいますので、情報の多いところに相談すれば良い相手を見つけられる可能性があります。

3.M&A業者の手数料に着目を

ただ最初からM&A業者を使ってしまうと、高い手数料に後々悩むことにもなりかねません。

M&A手数料は最低2,000万円以上というところも珍しくありません。私が相談を受けたケースでは、会社の購入資金が4,000万円なのに、手数料が2,500万円なんてケースもありました。大手は高いところが多いです。地元で探せば200〜300万円からやっている仲介会社もあったりします。サービス内容と価格を比べてみて決めれば良いので、皆様にはまずは身近なところから探してほしいと思います。

そして、ここが大事なポイントです。基本的にM&A業者の収入の大半は成約報酬です。皆様が会社を買った・売った、この成約に対する成功報酬が収入のほとんどなのです。ということは、少しでも高い値段での取引を目標にしますし、早期のクロージングももちろん狙ってくるでしょう。この大前提は忘れてはなりません。

例えば売買価格高すぎる、という時に、売り手の会社の内部留保を退職金として支給するという手もあります。退職金で支給した分だけ内部留保は下がりますので、売買価格の引き下げも期待できます。また、売り手も退職金でもらった方が税金の関係で手取りが多くなることもあります。

しかし、こういったアドバイスをしてくれないM&A業者も多いようです。成功報酬は売買価格×5%などで決まるので、あえて売買価格を下げる提案はしてくれないかもしれません。一方で、退職金で支払った金額についても報酬の対象とする業者もいますので、M&A仲介会社を選ぶ際にはその報酬体系についても事前にしっかりと確認しておきましょう。

M&A支援機関の中には、最低手数料が3,000万円という業者もあれば、100万円という業者もあります。もちろんサービス内容は様々ですが、私の知っている業者には、低廉な手数料でも懇切丁寧なサポートをしている業者はたくさんあります。

皆様にはサービス内容と手数料を事前にしっかりと比較していただき、自分に一番合った仲介会社を比較検討して欲しいと思います。

今お読みになっているあなたは、会社の売却を考える方でしょうか。それとも、買い手となり会社の拡大を考える方でしょうか。M&Aを含めた事業承継は情報戦です。正しい情報を得て有利に乗り切りましょう。

合同会社そうわ経営パートナー 代表社員 尾形吉通

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