こんにちは!そうわ経営の尾形です。
とても良い生成AIの導入成功事例をみつけたのでご紹介します。
「95%の企業が生成AIで効果がでない」※MIT調べ
と言われる中で、1ヵ月で導入成功した背景が凝縮されています。お時間の無い方のために8コマ漫画を作成しましたので、こちらも御覧ください。

それではいってみましょう!
2023年4月、神奈川県横須賀市が自治体として全国初となるChatGPTの全庁導入を発表しました。ChatGPT-4が登場してからわずか1ヶ月。全国の自治体がリスクを測りかねて様子見する中、横須賀市は真っ先に動いたのです。
その後、視察や講演依頼が全国から殺到。まさに「生成AI導入のフロンティア」として日本中から注目を集めました。
私もこれまでたくさんの会社で生成AI導入支援をしてきましたが、横須賀市導入のキーマンとなった太田さんのコメントは、どれも頷きすぎて首がもげそうです(^^)/ AI活用を進めるにあたって学びの宝庫なのでポイントをまとめます。
1.「キーマン」の存在が全てを決めた
横須賀市の成功の裏には、デジタル・ガバメント推進室の太田氏というキーマンがいました。太田氏はAIの可能性にいち早く気が付き、自腹でChatGPTに課金して徹底的に検証していました。そのため、市長から「AI活用!」の号令が来た瞬間に一気に動けたのです。
太田氏は上層部へのプレゼンでも工夫を凝らしました。部長には「市長の挨拶文を自動生成するボット」を見せ、「これは使えるな」と実感させていました。相手が何を欲しているかに応じてデモの仕方を変えたそうです。
私の経験でも、導入がうまくいく会社は「トップのコミットメント」+「旗振り役」これは必須です。現場で「これ絶対便利ですよ!」と周囲を巻き込める人が1人いるかどうか。そして社長はその旗振り役を全力で応援できているか。1つめの成功ポイントですね(^^)
2.「AIは80点でいい」
太田氏「今の生成AIは80点の回答しか出せないかもしれない。多くの人はその足りない20点を理由に使うのをやめてしまう。それは創造的な設計力の欠如だ」
私は60点と言っていましたが(^_^;)
日に日に進化しているので確実に点数は上がっています。
「最速で60〜80点までもっていってくれるツール」と考えれば、これ以上ないコスパ最高ツールがAIですね。そのための人間とAIの役割分担こそ、導入のキモになります。
3.ルールはシンプルに3つだけ
横須賀市が定めたルールは非常にシンプルでした。
- 個人情報・機密情報は絶対に入力しない
- 出力はあくまでAIの案、最終判断は人間が行う
- そのまま外部に出さない
複雑なルールを作ると誰も読まないし守れません。特に経営陣やシステム部門が設計したルールを100とすれば、現場で守ってくれるのは30くらいです。なるべくシンプルにルール設計することをお勧めしています。
4.トップの本気度
市長から「ChatGPTを行政で活用せよ!」という明確な指示があったことも大きかったですね。「興味ある人は使ってみたら?」程度では絶対に組織は動きません。新しいものを始めるときはトップダウンも重要です。
5.2年経った今、差は広がっている
太田氏は「今後数年で、生成AIをフル活用できる自治体とそうでない自治体の差がより開いていく」と断言しています。導入から2年、その言葉通りになっていますね!
これまで日本の自治体や大企業は、新しい技術の導入に消極的でした。便利なアプリがあっても石橋を叩いて叩いて、結局渡らない。私はそんなイメージです。私のいた保険会社でも、
私「このアプリ導入しましょう」
本部「費用対効果は?」
私「無料枠なので費用対効果は無限大です」
本部「・・・・・」
そのまま私が辞めるまで放置でした\(^o^)/
しかし生成AIについては、日本の自治体は驚くほど前向きです。2025年にはAI法が成立し、昨年12月には「人工知能基本計画」が閣議決定されました。EUのような規制重視ではなく、推進重視の姿勢が明確です。国を挙げて「AIを使っていこう」という流れができている証左ですね!
横須賀市はその先駆けでした。「95%が成果を出せない生成AIで、残りの5%になる」それにはたった1ヵ月でOK!頼もしい成功事例でした!
詳しくはぜひ元記事をご覧ください!
▼引用 note 横須賀市生成AI推進チーム
https://govgov.ai/n/na9e415dd37d5
▼引用 OPEN HUB「AIは80点でいい」詳細インタビュー
https://openhub.ntt.com/journal/14933.html
次回は2026年版ChatGPTの特徴まとめます!
合同会社そうわ経営パートナー 尾形吉通

