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コラム

2025.7.21

メルマガ2025.07.22号「AI時代のコンプライアンス」

今回のメルマガは「AIとコンプライアンス」について書きました。非常に質問の多いテーマですね!

【AIをビジネス利用したい方必読】

AIとコンプライアンス

生成AI時代の落とし穴!「無断利用」が招く法的リスクと、今すぐ始める社内コンプライアンス整備

AIは業務効率化の強力ツールですが、その安易な利用は企業に思わぬリスクをもたらします。特に社員が無許可でPCにAIツールを導入し、業務に活用しているケースが増加中。

知らず知らずのうちに、企業は重大なコンプライアンスリスクに巻き込まれる可能性があります。今回は押さえるべき生成AIビジネス利用のポイントを解説します。

1. 商標権・著作権侵害のリスク

生成AIは既存のWeb上コンテンツを学習して回答を作っています。AIが生成した画像や文章が、既存の企業のロゴやデザイン、著作物に酷似している場合、意図せず他社の権利を侵害する恐れがあります。製品デザインやマーケティング資料に利用する際は特に注意が必要です。アメリカではしょっちゅう訴訟が起きていますし、日本でもジブリ風似顔絵が問題視されていましたね。

2. 肖像権侵害の危険性

実在の人物の画像を取り込んでAIで加工する、などの場合、肖像権を侵害するリスクがあります。特に、著名人の画像を無断で生成・利用することは、法的トラブルに発展する可能性があります(少し前に岸田元首相のディープフェイク動画が問題になりました)。面白半分でやってしまう方も多いので要注意です。企業内外での利用には厳格なチェック体制が不可欠ですね。

3. 「ハルシネーション」による誤情報拡散

生成AI独自のリスクです。AIがもっともらしい嘘(ハルシネーション)をつく現象は、業務利用における最大の落とし穴の一つです。AIが生成した情報を事実確認せずに顧客や社内に共有すると、誤った情報に基づいて経営判断を下したり、企業の信用を失ったりする重大な事態を招きかねません。特に我々は知らないこと、わからないことについてAIの意見を参考にしがちです。ビジネス利用の上ではエピデンスの取得がマストになってきますね。

4. 情報漏洩と機密情報の危険な学習利用

社員が生成AIに業務上の機密情報や個人情報を入力してしまうと、その情報がAIの学習データとして利用され、外部に流出する可能性があります。顧客情報や開発中の新製品情報など、絶対に漏洩させてはならないデータはAIに入力しないルールを徹底することが必須です。ここが難しいところですが、一部の生成AIでは学習利用されるリスクを設定でOFFにすることはできます。ただ「個人情報・機密情報を提供した」ことには変わりません。ここは設定で対応できるものではありませんので、しっかりした社内ルールが必要ですね。完全ローカル版の生成AI構築なども今後は検討余地があります。

5. 社内ルール整備とシステム的対策の必要性

AIの無断利用、不適切な利用を防ぐためには、単なる注意喚起では不十分です。生成AIの利用に関する明確な社内ガイドラインを策定し、禁止事項や許可された利用範囲を明文化しましょう。さらに業務PCからの未承認AIツールへのアクセスを制限するなどのシステム的な対策も検討したいところです。

とりあえず5つにまとめてみましたが、バージョンによる回答のゆらぎ、回答の公平性やバイアス、透明性と説明責任、データプライバシー保護法規対応、AIの利用規約違反(これ多いですね、、、、)などなどたくさん論点がありますね汗

生成AIの適切な利用は企業の成長に不可欠と私も思います。これらの対応は生成AIに限らず、従来のIT導入でも重要なことでした。これからAI時代が本格化する前に、一度守りを固めておくことをおすすめします。

今回は固いお話で失礼しました!次回はライトなテーマにします笑

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代表社員 尾形吉通

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